[第1回]Raspberry Pi 5でWordPressサーバ稼働開始

当サイトはRaspberry Pi 5でWordPressを稼働させて作成しています。

通常であればレンタルのWordPressサーバに契約し公開という方法で実施しますが、当サイトは自分で構築し公開しています。

なぜか!?
それは『ロマン!!』自分で構築したWordPressサーバで公開はワクワクしてしょうがありません。
ここを見てくれている人は、共感してくれていることでしょう。

以上・・・で終わらせてしまってはしょうがありません。
ここでは『Raspberry Pi 5でWordPressを稼働』させることにした経緯、総合的な判断についてのお話をします。

この記事の目次

  1. なぜラズパイ5か
  2. ランニングコストの低さは何者へも代えがたい
  3. WordPressの仕組みを知りたい欲求(レンタルサーバを利用してみて)
  4. 天秤にかけなくてはならないこと
  5. まとめ

なぜラズパイ5か

勉強のため、サーバ構築の経験のため、確からしいことはいくらでも言えますが、まず『面白そう』であることです。

ラズパイ5という小型の省電力PCでWordPressを公開し運用するということは、Linux、プログラム、環境構築、自作PCをかじったことことがある人にとって、ロマン以外何物でもないでしょう。

その情熱抜きではWordPress公開はなかなかの修羅の道のような気がします。
サクッと公開にこぎつけているように見えているかもしれませんが、トラブル→解決→トラブル→解決の繰り返しでした。

さぁ、皆さんも楽しい修羅の道へ~

ランニングコストの低さは何者へも代えがたい

Raspberry Pi 5でWordPressサーバを動かす場合、ランニングコストは電気代のみにすることができます。

料金の比較先としてレンタルサーバ(エックスサーバー、ConoHaWING等)がありますが、初回契約時の割引や、複数年度の一括契約で割引かれたりと、ランニングコストはいまいちよめません。

レンタルサーバの実際のランニングコストは、初回契約が満了し、その後、継続して契約する際の料金と考えるべきでしょう。おおよそ900円~1500円程度となります。※継続割引、キャンペーン、何年契約で変動要素も大きい。

私の場合は、レンタルサーバで契約満了後に想定以上の料金となることがわかり、Raspberry Pi 5に自分で構築することにしました。状況に応じてレンタルサーバに戻る可能性もあります。

話を戻して、Raspberry Pi 5の電気代は以下。

利用ケース電気代
25Wで24時間、30日稼働した場合
常時最大電力の通常ではあり得ないケース
約680円
10Wで24時間、30日稼働した場合
CPU100%で10W程度のようです。通常あり得ないケース
約260円
4Wで24時間、30日稼働した場合
アイドリングで4W程度。現在の当サイト
約105円
10Wで8時間、4Wで16時間、30日稼働した場合
アクセス数が増えた場合でも、このくらいが上限と想定
約160円
※エリア、電力プランで料金が変わるので概算です

WordPressサーバを1ヶ月間動かす電気代として現実的なのは、一番下のケースの約160円程度と考えられ、ランニングコストはやはり非常に低く抑えられそうです。

WordPressの仕組みを知りたい欲求(レンタルサーバを利用してみて)

Raspberry Pi 5でWordPressサーバを動かす前に、レンタルサーバを利用していましたが、その時感じたモヤモヤ感についての話です。
私はなまじLinuxサーバを扱ったりプログラムを書いたりすることがあるので主観もりもりです。

以前レンタルサーバを利用してたのですが、できることの多さに違和感がありました。
WordPressの管理画面しか利用できなければしっくりきたと思うのですが、詳しく見ていくとサーバ側が見えてきます。サーバ内のファイルにアクセスして編集できたり、バックアップをサーバ内に保存したり等、とどこまでいじっていいのだろう? どこからいじってはだめなのだろう? と、本気で考えれば考えるほどモヤモヤした記憶があります。

それなら自分でWordPressサーバを構築したらどうか? 調べてみるとLinux上で動いています。省電力のラズパイで動くのではないか、となったわけです。

そこへ歴史的な2023年9月『Raspberry Pi 5』の発表!!
2023年2月 正規代理店から発売開始され即日注文しました。

結果、WordPressサーバを構築し運用してみて、レンタルサーバを利用していた時のモヤモヤが解消されてきました。今であれば納得してレンタルサーバが使用できると思います。

天秤にかけなくてはならないこと

Raspberry Pi 5でWordPressサーバをを運用するにあたっては、すべて自分の裁量で判断することが求められます。

つまり、時間がとられます。趣味として完全に割り切っているのであればいいですが、仕事として使用するのであれば素直にレンタルサーバを利用したほうがよいです。

ざっと考えなければないないことは以下のようなことがあります。

  • ルータのセキュリティー管理
  • Raspberry Pi 5のセキュリティー管理
  • 停電対策(瞬断対策)
  • 機器故障対策
  • Raspberry Pi 5のバックアップ
  • WordPressのバックアップ
  • 火災対策

私もすべて対策できているわけではないため、順次実施していかなくてはなりません。

まとめ

Raspberry Pi 5でWordPressサーバの構築、運用について、個人的にはランニングコストが下がることは非常にうれしいです。ですが、やはりそれ以上にサーバ構築は面白いです。

WordPressの公開を自分でやってみた感想ですが、時間を忘れて作業する経験、完成した時の達成感は言葉では言いようのがありません。

最後に。WrodPressサーバの構築は予備知識が必要な作業もありますし、万人へおすすめできることではありませんが、Raspberry Pi 5の面白い使い方としてご紹介でした。

いじょ!!

次回は、私の利用しているRaspberry Pi 5周りの機器を紹介する予定です。

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